2010年10月3日日曜日

ETV特集「なぜ希望は消えた?~あるコメ農家と霞が関の半世紀~」を見て

教育テレビの特集で、「なぜ希望は消えた?~あるコメ農家と霞が関の半世紀~」 という番組が放映されました。
日本の農家は信じられないほどの高齢化によって危機的な状況にありますが、その原因がよくまとまっていました。

私の実家も農家をやっています。
先祖代々引き継いできた田んぼがあるので、長男の私は農家を継ぐように期待されているわけですが、はっきりいって、ありえません。
なぜか。
収入が低すぎるし、興味もない。
研究者としてうまくいっており収入も高いのだから、わざわざ辞める必要がまったくない。

政治的な失政も極めて大きいです。
農林水産省の元エライ人が言っていた一言。
「一番やりたかったのは、農家の選別。やるきのある農家を選ぶべきだった。でも、政治的には難しい。選挙には、数が必要だから。」
想像どおりではありますが、農家が大票田となってきた自民党の背景が見えてきました。
政治家の皆さんは、こんな状況になってしまった責任を取るんでしょうかね?

ただ新興国の台頭によって科学技術立国はほぼ不可能なので、将来は農業立国になるのかもしれません。
そうしたら私も少しは興味が出るのかもしれませんし、興味がある人は、今のうちに手を打っておくといいおかもしれません。

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