2013年7月18日木曜日

南ドイツ旅行三日目

今日はライン川から少し離れて、モーゼル川流域にあるトリーアとルクセンブルクを回ります。

トリーアの歴史は古く、二千年前まで遡ります。
ローマ帝国時代の遺跡が数多くあり、ローマ帝国ファンとしては行かざるを得ない場所です。

ルクセンブルクは一人当たりGDP世界一を誇る超リッチな国。
こんな小国がどうやってこの高成長を成し遂げたか、そしてその暮らしはどんなものかがとても気になっていたので、一度は行きたかったところ。
ただ観光客にはあまり見所がなくいても数時間かなー。
とにかく、どうなるのか楽しみです。

ちなみに、昨日歩き回ったせいか、今日はお疲れ気味。
ただ、仕事での疲れのように神経的なものではなく、とにかく疲れた〜という感じなので心配はなし。
前に、体のある箇所が疲れた時には別の箇所を疲れさせると回復が早くなると聞いたことがあるけど、これだけ疲れれば夜もぐっすり眠れて、一番懸念の神経系もゆっくり休められるだろう。
合点がいく。
さて、もっともっと疲れるぞ(⌒-⌒; )

今、ルクセンブルクの田舎方面を電車で移動中だけど、うーん、ただのど田舎。
電車もボロい。
世界一のお金持ち国とは思えない。



現時点の私の推測では、タックスヘブンなので世界中のお金持ちが集まり、その結果見かけ上、GDPが膨らんだ感じ。
アイスランドのようなものですね。

時系列でいきますが、いよいよルクセンブルクに着きました。



景色がガラリと変わり、先進国の近代都市そのものです。
少し歩いてみるととてもモダンなのですが、ヨーロッパというよりも日本の方が近いかも。
規模はあまり大きくなく、なぜか私の故郷、千葉を思い出します。
千葉駅前は大きな道が中心を通り、右に三越、正面にパルコがありますが、パルコがルクセンブルクの中心街にあたる感じです。
千葉とルクセンブルクを同列にしてしまうこの例えに私もものすごく違和感を感じますが、そんな感じです。

観光のルートは地球の歩き方に忠実にと思いましたが、地球の歩き方の書き方がわかりにくいためか私の読解能力がないせいか間違えまくり、のべ五時間、おそらく二十キロくらい歩き回りました。
その中でも印象的だったのは、ルクセンブルク名物の渓谷と地下要塞です。

もともとルクセンブルクの街は、防御力重視の堅固なお城。
というわけだからか、渓谷の道は複雑で行き止まりが多くとても苦労しました。









何度もくじけそうになりましたが、なんとか攻略。
でも帰り際にまた迷い込みそうになるなど、まだまだ侮れません。

一方地下要塞は純粋に楽しめました。
私はファミコン世代ですが、ファミコン初期の名作といえばウィザードリーでしょう。
ダンジョンをどきどきしながら攻略して行く興奮を、リアル世界で体感できます。







地下要塞のデザインをした人がウィザードリーの大ファンか、ウィザードリーを作った人がこうゆう地下要塞の大ファンかはわからないのですが、ウィザードリーを実写化したらこうなるだろうなという感じです。
ただ、ロープレでよくある、ここまでがんばったのに行き止まりかよー!という光景まで、忠実に再現してくれてます(⌒-⌒; )
私は思わず、
Let me go!
と叫んでしまいました。
ダンジョンの中を隈なく二時間ほど歩き回り、これで攻略してないところはないと確信してから脱出。
その時間にちょうど王様の家のツアーがあったので急遽街に戻りチケットをとりました。

二時間も歩き回ったので喉が乾きまくり、ビールをグイッと一気飲み!
空きっ腹にほぼ一気飲みをしたせいか、フワフワといい気持ちに。
王様の家では英語のガイドの話をぼんやりと聞き流しながら、いい気持ちでツアーを楽しめました。



ちなみにツアーのガイドはルクセンブルクの公用語であるフランス語のほうがお得意のようで、英語をとてもゆっくり話してくれます。

あと、ルクセンブルクを歩いて強く感じたのは、ルクセンブルクの人達がみな、いい服を着ているということです。



これは日本も同じことを言えますが、オランダとはかなり違います。
オランダはとにかくなんにも、お金をかけません。
ファッションもどうでも良い感じです。
そのなかで慣れてしまった私も、ヨーロッパにいる間は洋服に全く気を使っていなかったのですが、今日は久しぶりに恥ずかしいと思ってその場で洋服を買いました。
やはり洋服は、豊かさの象徴なのでしょうね。

そんなこんなでルクセンブルク観光を終了し、今はドイツのトリーアへ向かう電車の中です。
現在八時前。。。
今日はルクセンブルクに三時間くらい滞在してからトリーアを主に回ろうと思っていたのですが、予定が大きく変わってしまいました。
ビールの500 ml缶を空けてしまい心地よいですが、これからもう一歩き、頑張ります^_^

実況中継継続です。
無事、トリーアにつきました!
トリーアの名物はやはり、街の入り口に鎮座する黒い門です。



およそ千九百年ほど前に建てられ、部分的に破壊、そして転用されたものの、ナポレオンにより今の姿に戻されたという歴史を持ちます。
古代ローマファンというよりもシーザーファンの私にとってはシーザー時代よりも少し新しめのものになりますが、それでもやはり古代ローマの歴史。
時代を超えるタイムスリップが楽しめます♪( ´▽`)

ほんと、本物っていいですよね^_^
ちなみに以前、オランダ人とヴァイキング船時代の船の本物を見た時に、オランダには同じような船が新しく復元されて実際に動いているよと言っていたけど、レプリカではダメなのです。
本物でなくてはダメなのです。。。



今日はディナーで締めくくりです。
典型的なドイツ料理を食べようと、まさしくドイツっぽいなというレストランを選びました。
目の前には千六百年ごろに建てられた大聖堂!
最高のロケーションです^_^



地ビールと、豚肉のステーキをオーダーしました。



個人的には、牛肉よりも豚肉のほうがおいしい気がします。
暮れ行く夕陽と共に刻一刻とその表情を変える大聖堂を満喫しながら、おいしいお食事が堪能できました♪( ´▽`)




ここ数日で、体調はかなり回復したと思います。
頭脳の栄養も蓄えられつつあり、いつものようにどうでもいいことが気になり始めてきました。
一つめは、占いを信じるか。
これを考えているうちに、では科学は、1+1=2を実験で証明できるのだろうかということが気になり始めました。

1グラムの1円玉が二枚あれば二グラムですが、では本当に1グラムの1円玉は存在するのか。
1グラムとは1の後に0が永遠に続く数であり、そんな奇跡が起こりうるのか。
起こったとして、私たちはこの奇跡を実証できるのか。。。
なんというどうでもいいことを考えるようになりました。
ですが、これは病気ではなくてとてもいい兆候です。
このパワーを、私の研究に注ぎ込みます!

この三日間遊び呆けてきましたが、ようやく先が見えてきた気がします。
明日、最後にトリーアの街を堪能してから、現実社会に一度戻ります^_^



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