2010年9月27日月曜日

音ミエール2

先日、和音を可視化するソフトウェアの音ミエールというファイルを公開しましたが、今回は調子にのって、お持ちの音楽ファイルを解析して可視化するソフトを作ってみました。






今回は音楽ファイルをIgor Proに取り込まなきゃいけないので少し面倒なプロセスが必要ですが、もしよかったら、使ってみてください^^


音ミエール2の使い方


1. Igor Proの評価版をダウンロードし、インストールします。


2. 以下に示す二つのフォルダーを開きます。
C:\Program Files\WaveMetrics\Igor Pro Folder\More Extensions\File Loaders


3. このフォルダー内にある「SndLoadSaveWave」、「SndLoadSaveWaveQT.dll」、「SndLoadSaveWave Help」のファイルのショートカットを作成する。


4. これら3つのファイルのショートカットを以下のフォルダーにコピーします。
C:\Program Files\WaveMetrics\Igor Pro Folder\Igor Extensions


5. 下記のリンクから音ミエール2をダウンロードして、ダブルクリックします。
https://files.me.com/hassy1977/cg3315


6. 解析したい音楽データがあるフォルダーを開きます。


7. 音ミエール2の左上の表にあるフォルダーの欄に、このフォルダーのアドレスをコピーします。


8. 解析したい音楽データのファイルの名前を、左上の表にあるファイルの欄にコピーします。ファイル名の最後に、「.mp3」や「.wav」などのファイル形式を付け加えてください。


9. 音ミエール2の真ん中の上方にある「Get Data」ボタンを押してください。


10. 「Get Data」ボタンの隣にある「Start!」ボタンを押してください。


以上で、主な使い方はおしまいです。


感想や質問がありましたら、コメント欄にお願いいたしますm(_ _)m

2010年9月23日木曜日

喫茶店

今日は家でずっと本を読んだり書きものをしたりしてたので、ちょっと気分を変えてから書類書きをしようと思って、家の近くにある喫茶店ポエムに来た。
このお店はむちゃくちゃ大人な薫りのするシブーイお店^^
前からずっと気になってたんだけど、いい機会なので試しに入ってみた。

で、早速コーヒーをオーダーした後にパソコンを広げようと思ったらいきなりオーナーが、パソコンはご遠慮下さいとのこと。
ぐおー、先に言ってくれ!
ま、気持ちもわかるので従ったけど、書類も書きたい。
見たら、隣の人は携帯をどうどうと使ってる。
ちょうどiPadを持っていたから、携帯とパソコンの間と言えるiPadはどうだ!と思って使い始めたら、何も言われなかったww
ま、どう考えても、オーナーにとってはiPadもパソコンだろう。
閉店間際までいたんだけど、会計の時のオーナーの目は、突き刺さるほどに痛かった><
以後、気をつけますm(_ _)m

2010年9月18日土曜日

日本におけるデジタル社会の明日を描く討論会を見て

ニコニコ動画で流された慶應大学で開かれたシンポジウムがおもしろかったです。
感想を少し列記。

ガラケー+iPad 3Gが最強は同意。
めちゃくちゃ便利そうなんだけど、依存しそう><

日本には、金、人、技術という商売の3大要素がまだまだあるということに激しく同意。
なんとか、若い人間が活躍できる環境が作れないのか。

慶応と東大はハーバードとスタンフォードに勝てるか?という設問に対しては、全員×。
ま、勝つか負けるかなんてナンセンスなんだけど、やっぱ、向こうの大学は楽しいもんねー^^

私はあまり既得権益に対して悪口を言うのはすきじゃなくて、今の日本がこうあるのは歴史の流れだから仕方ないと思います。
で、大事なのは、若い人が国家規模の悪い流れに敢えて飛び込む必要はない。
若い人が自主自立して、自分がしたいことを夢をもって挑戦すること。
これが大事だなーと感じます。
世界有数の富裕国「日本」にはそれができる十分な環境があるので、若い人は十二分に活用して欲しいなー。

最後に雑記。
このシンポジウムは10部構成でそれぞれ10分。
部が変わるときにドラがなるんだけど、最初に周知がなかったからドラがなったときにベッドから飛び起きた。
初めに説明して欲しかった><

勝間和代のUstreamぶっちゃけを見て

政治に関する本質的な議論がバシバシきておもしろい。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2010/09/ustream-76dd.html

参加者は
勝間和代
藤田 憲彦 議員 衆議院東京4区 Twitterは@fujitamin
中林 美恵子 議員 衆議院神奈川1区 Twitterは@miekondotcom
谷田川 元議員衆議院千葉10区

藤田議員の知見がすごい。
中林議員も期待できる。
俺の実家の選挙区選出の谷田川議員、ずっと蚊帳の外><

多くの人がこういう情報を頭に入れ、これからの国をどうするのかを各々が考えれば日本はすぐによくなるなーって確信します。

伝説の教授に学べ!を読んで

名門イェール大学の浜田幸一教授が、若田部早稲田大学教授と勝間和代との議論を通して、特にデフレ対策に関する対応策を語った本。

冒頭に浜田教授から教え子である白川日本銀行総裁への手紙があり、文面から浜田教授の真摯な思い、そして切実さがひしひしと伝わってきて感動的。

今、多くの日本国民は、急激なデフレに苦しんでいます。
このデフレが浜田教授がいうように止められるものであれば、一日も早く止めて欲しいと強く願います。
デフレで一番の被害をうけるのは、私たち若い人。
デフレは企業の経済活動を低迷させ、それは若い人の雇用状況に直接影響します。
リーマンショックを契機に一気に表面化してしまいました。

若い世代は将来の日本を支えます。
つまり、今の団塊の世代の年金を支えるのだから、この若い世代が潰れかけているということは、決して若い人だけの問題ではないはずです。
でも、なぜ、今の状況をみんなが放置するのか。
私には、全く理解ができません。

デフレがこんなに長く続く理由を考えると、次のような邪な理由が考えついちゃいます。
年金受給者は収入は変わらないけど失職などのリスクありません。
こんな人には、デフレはまさに歓迎すべきことです。
収入はどうやったって変わらないんだから、物価が安くなればより贅沢ができる。
この世代は投票に行くから票になる。
だから政治は、お年寄りへ傾倒した政策が多くなる。

でも、私はこれは当然だと思います。
議員にとって最も大事なことは、次の選挙も勝つこと。
上のプロセスは全て合法です。
お年寄りが選挙に行き、若い人が選挙に行かない。
この背景が現状を産み、そしてこれからもずっと現状を維持させるのだなーと感じます。

音ミエール


音って聞こえますが、見えませんよね。
これあたりまえ。

でも最近、私が好きなベロベロ音楽理論というustreamの番組で和音がテーマになっていたので、和音が可視化できないかと思ってこんなプログラムを作ってみました。


     



もし興味があれば、私のプログラムが使われたこの番組を見てください。
http://www.ustream.tv/recorded/9123229
そして、興味が増してきたら使ってみてください。

使い方
1. Igor Proというソフトウェアを下記のホームページからダウンロードして、インストールして下さい。
http://www.hulinks.co.jp/software/igor/download.html
Igor Proは無料の評価版があって、一ヶ月を過ぎるとセーブができなくなりますがプログラムを利用するには問題ないはずです。

2. 以下のリンクから、私のプログラムをダウンロードして下さい。
https://files.me.com/hassy1977/341ipz

3. このプログラムを起動してみて下さい。

あとは見てわかると思います。
もし使い方がわからないときは、コメント欄に質問を書いて頂けると幸いですm(_ _)m

2010年9月13日月曜日

感動する!数学」の感想

桜井進さんという若い人の数学本。
数学への情熱と愛が伝わってきた。
これまでに「フェルマーの最終定理」などより専門的な本を読んでいたので中身の薄さは気になったけど、一般的にはこれぐらいがいいのかもしれない。

・愛しあう運命的な「友愛数」
数字に愛をもつ研究者の想像力、脱帽です。

・美を支配する「黄金比」
黄金比は前から気になっていたけど、どういう原理なんですかね。
人間の脳に、黄金比を探知する仕組みがあるんでしょうか。

・「5×2」と「2×5」は違う!
これは、量子力学をするときに出てきて、私の頭をグラングラン混乱させた。
慣れればOKだけど、たいへんだったな-><

・「ドラえもん」はアインシュタインだった!
ドラえもんに対する解釈として衝撃的なものだったけど、まー、わからんでもない。
相対性理論とかを子供の頃に知っていたら、もっと科学に対する興味が湧いていたんだろうなー。

・占星術・流体力学・軍事が数学の源泉
なにごとよりも大切な人の命、というわけで軍事が最重要課題視され、結果、科学が飛躍的に進歩した事実。
少し皮肉な結果ですね。
ちなみに今でも、アメリカの研究費はほとんどが軍事費です。

以上、読書感想文でした。

2010年9月12日日曜日

「民の見えざる手」大前研一を読んだ感想

この前ようやく論文を出して社内評価も受けたので、今は研究以外のことを広く吸収しようと考えています。

その一環で、今回は経済の本を読んでみました。



「民の見えざる手」大前研一を読んだ感想



・景気循環説にしがみつく人々

景気循環説は、通常であれば理解ができる。

物事は必ず、上振れ、下振れを繰り返して、平衡状態に向かっていく。

ただし現状は、あまりにも下向きの力が強く、すべてを支配しているのだろう。

私は、未だに失われた20年の意味を考える人が少ないと感じている。

人口減少、グローバル化、技術革新の低迷、加えて、既得権益の死守に固執したあまりにも非効率な社会設計、急激な国家低迷の理由をあげたらきりがない。

遂に、この国にも限界が来た。

現状を真正面から直視することが最も大事なことではないだろうか。



・有望な日本人経営者はどこにいる?

農耕民族の日本人にとって、経営者に最も大事なリーダーシップをもつ人財が不足することは当然だと思う。

戦後復興時において松下さんなどの稀有な経営者がでたのはやはり、戦後の特殊な環境が寄与しているんだと思う。



・総合スーパーの低迷は必然である

私は単身者だけど、ほとんどの品物が多すぎて買えない。

豚肉を買うと、数日豚肉料理になる。

確かに量が多いほど手間とコストが掛からないのはわかるから、若干割高でもかまわないから少量パックをもっと増やして欲しい。



・主戦場はリアルからネットへ

私もアマゾン多利用人間です。

製品情報に詳しい店舗で製品の情報を取得してから、ネットで買う。

私にも良心があるからできるだけしないようにしているけど、やっぱり高額な製品では差額が大きい。

あと、アマゾンの驚異的な品揃えはものすごく魅力的。

世の中、大きく変わっていることも実感します。



・「新興国&途上国」市場に打って出る

これ以上の発展が期待できない日本にいるより、若うちに途上国に出たいという気持ちは強い。

私がもつ研究者としてのスキルは、日本にいるよりも途上国の方が生かせるのではないか。

特に私の研究スタイルは、頭とITは使うがお金は使わない。

いつかは世界に打って出たいと思い、他者から見ると、今打って出ろと言われるだろうと感じる。

ただ、東京もまたおもしろいことがあり、今はそれを謳歌するのもいいと思う><



・帰国した知的労働者が成長に拍車

中国やインドなどがなぜこれほどまで急激に発展をしているのか、その根本的な原因は人財が充実してきたことに間違いない。

IT技術の急激な進展により、世界どこにいてもほど同等の環境が実現できるようになったが、環境だけが整っても物事は動かない。

やはり、実行する人が必要不可欠だ。

私はアメリカに一年いたが、その研究室ではアメリカ人がほとんどいなくて中国人や中東アジアの人ばかりだった。

彼らは猛烈に勉強し、働き、成果を出して、最終的には国に帰った。

世界の動きをしっている彼らが核となり人を動かすことで、初めてグローバル化の成果が出る。

だから、人が最も大事。

他方、日本人は未だに極めて内向きだ。

世界でどんなことが起こっているのか、興味もないのだろう。

これが、日本が長期低迷する最も大きな原因だと確信する。



・中国よりも魅力的なインドネシア

間違いなく、日本よりもアジアの方が面白い。

私がもつ研究者としてのスキルをどう活かすか、思案のしどころです。



・国力は「人口」より「人材力」できまる。

激しく同意する。

IT技術の発展などにより、有能な人が仕事の効率を飛躍的に向上させることが可能になった。

私も実験や解析はほぼ全自動で実現するので、常にデータに埋れている。

あとは、実験データを解釈しまとめられる「人財」が必要だ。



・「就職氷河期」は不況だけが原因ではない

つまり、大学生の質が著しく低下しているということを言ってます。

でもこれは、大学生だけの問題ではない。

大学が大学生の質が低いと感じているのであれば、卒業させなければいい。

実際、私よりも一つ上の台は、半分以上留年という凄まじい状況になっていた。

大学は、大学生のために、そして大学自身のために、もっと厳しくなったほうがいい。

そして、大学生に厳しく接することができるように、大学自身も己に厳しくしたほうがいい。



以上、感想文でした。